■中小企業は人事評価制度(成長支援制度)で社員を育成しよう。
社員が持っている能力を最大限に発揮してもらうべく目標管理や人事評価に力を入れようとお考えの経営者が多くいると思います。しかし、「自社の方針が十分に人事制度に反映されていない」、「人事制度の形骸化が起こっている」、「評価に対する管理者の取り組みにバラツキがある」「評価に対する社員の納得と信頼が得られない」等、様々な問題点があることも事実です。
当社の推奨する「成長支援制度」は、社員の成長を支援し、動機付けるツールとして運用します。従って、全員がA評価を受けることが最終的な目的になります。人事評価を単なる査定、社員間の差をつけるツールと位置付ける大企業の人事制度を中小企業に導入してもその効果はあまり期待できないのではないでしょうか。
当社では目標管理制度、人事評価の効果的な仕組みとして、「成長支援制度」の構築と運用支援を推進しています。「成長支援制度」では、目標を達成するため、PDCAサイクルの中で、上司と部下との「合意形成」と「動機づけ」を行っていきます。
人事評価・賃金・教育制度の整合性のとれたシステム構築を支援致します。
構築支援に際しては、以下を目的とします。
①年功から能力主義への移行を目指した制度の構築
②社員に分かりやすく、納得性のある評価制度の構築
③評価制度と個人別能力開発目標を連携させた育成制度
④人事評価・賃金制度・教育制度の整合性の取れた仕組み作り
≪人事・賃金制度策定ステップ≫
◆現行人事制度上の問題点、財務分析等について、資料確認やヒアリング等を通じて把握致します。
◆現状分析の後、人事制度設計の方向性を明確化します。
(1)3~5年後のビジョンをビジョン実現シートに明確化します
(2)ビジョン作成後、社員への説明会を開催し、今回の人事制度構築プロジェクトのキックオフと位置づけます。
◆人事・賃金・教育制度の枠組みとなる「等級フレーム」を設計します。
◆人事評価基準の検討
①評価項目②評価尺度③評価ウエイト④評価票作成
◆運用ルールの検討
①評価者・被評価者 ②評価実施方法 ③評価期間、回数
◆基本給、諸手当、賞与等を可能な限り業績と連動する制度とし、それをオープン化・明確化することで社員に分かりやすい制度を設計します。
①定例給与の設計 ②賞与制度設計 ③退職金制度設計
◆移行準備
①社員等級格付 ②評価者研修 ③社員説明会 ④部門目標・個人目標設定支援
成長支援制度構築ステップ | ||
ステップ | 実施項目 | 内 容 |
1 | 制度構築メンバー決定 | 人事制度構築を推進するメンバーを決定する |
2 | 現状分析 | 現行制度や組織、人事上の問題点等について資料確認・ヒアリング |
3 | ビジョンシート作成 | 5年後の経営ビジョンを作成する |
4 | キックオフ会議 | 経営ビジョンの発表並びに人事制度構築についての説明会 |
5 | 昇進昇格制度作成 | 昇格ステップ、職務階層・等級数・等級別行動基準等の作成 |
6 | スキル一覧表作成 | 仕事の洗い出し・スキル一覧表に整理する |
7 | 行動基準の作成 | 期待する職務行動を整理する |
8 | 評価制度設計 | 評価のルール・人事評価シート(成長確認シート)を作成する |
9 | 賃金制度の構築 | 定例給与・賞与等の報酬体系を作成する |
10 | 教育体系の作成 | 全社教育体系を作成する |
11 | 文書作成 | 人事制度運用マニュアル・賃金規程等の修正 |
12 | 社員格付け | 新等級フレームに基づいた等級号俸の決定 |
13 | 評価者研修 | 人事制度の内容、評価の仕方、管理者の心構え等を理解する |
14 | 社員説明会 | 人事制度の説明会の実施 |
15 | 全社目標設定 | 年度経営計画を作成する |
16 | 部門目標設定 | 部門目標を設定する |
17 | 個人目標設定 | 個人目標を設定する |